今回修理にお持ち込みいただいたのは、ニンテンドースイッチです。
最近ゲームをしていると本体から変な音が聞こえてくる、とお持ち込みいただきました。
店頭で確認させていただいたところ、どうやら排気口付近からその音が出ているようです。
ファン故障の可能性が高そうなので、早速分解して確認していきましょう。
switchの分解は背面から行います。
側面や背面のネジを取り外すことで、後ろの黒いパネルが持ち上がります。
その下の銀色のパネルも同様にネジ止めされていますので、同じように取り外しましょう。
そうすると、バッテリーや今回交換する冷却ファンが現れます。
そのまま冷却ファンの交換と行きたいところですが、まずは安全のためにバッテリーの接続を切りましょう。
バッテリーのコネクターが抜けたら、いよいよファン交換です。
ファンのネジは別のパーツの下に隠れていますので、まずはそちらの取り外し。
冷却ファンまでたどりついたら、古いファンを新しいものと交換します。
組み立てる前に冷却ファンが正常に動作するか、この段階でチェックを行います。
異音もなく正常にファンも回っていますので、分解時とは逆の手順で組み立てなおせば修理完了です。
ニンテンドースイッチは内部に埃が溜まりやすくなっています。
ファンによって空気を循環させ、それによって本体を冷却する構造になっているからです。
修理に持ち込まれるswitchも、そのほとんどは内部が埃やゴミなどで汚れてしまっています。
冷却ファンの故障の原因は、その多くがこういったゴミや埃によるものです。
冷却ファンが故障すると高音スリープ状態が頻発するようになり、ゲームどころではなくなってしまうこともあります。
switchを長持ちさせるためにも、スイッチ本体のメンテナスなどは欠かさないようにしましょう。
SO